森田岳穂
2014年7月3日21時53分
「白い象の像がある謎の滝が、南阿蘇村にある」――。こんなウワサを聞いて現地に向かった。ほとばしる水が光に反射して輝く様は確かにきれいだが、滝周辺には驚いてしまう光景が広がっていた。
「昔、お坊さんが滝で修行した関係でそのまま置かれていたらしい。でも詳しくは不明です」(村観光協会)、「滝を管理している男性がいるので、その人に聞けば分かると思う」(村役場)。事前取材では全く謎のまま。「行くしかない」と南阿蘇村白川の「清水滝」を目指した。
国道325号から農道に入り、車で数キロほど走ると、村が設置した案内板があった。駐車場に車を置いて階段を下りると、水が落ちる音が聞こえ、左手に川が見える。ここまでは「普通の滝」。しかし視線を戻すと、見たこともない光景が目に飛び込んできた。
コンクリートでできた巨大な白い象が3階建ての民家のような建物の一部を覆っている。近くには赤鬼の像。なぜかトラのような顔が描かれた黄色いパンツ姿だ。滝の岸壁には色鮮やかな不動明王の像が置かれ、近くの竜のような置物の口から水が流れ出ていた。
滝に視線を戻すと、1人の男性の姿。滝周辺を管理する同村の自動車整備業、小坂五郎さん(75)が掃除していたので話を聞いた。
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