おもちゃの「百万円札」を一万円札に見せかけて駄菓子店で使い、商品とおつりをだまし取ったとして、大阪府警西成署は4日までに、大阪市西成区天下茶屋3の派遣社員、岩田将大容疑者(22)ら2人を詐欺容疑で逮捕した。
逮捕容疑は6月12日、西成区の駄菓子店で、80代の男性店主に「百万円札」を差し出して、バナナやサイダー、約9600円のおつりなどをだまし取った疑い。同署によると、岩田容疑者は「弁護士と面会するまで何も言えない」と否認している。
同署によると、岩田容疑者は同13日、「百万円札」で覚醒剤を買おうとしたが売人の男3人に見破られ、追われて消防署に逃げ込み、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、起訴されていた。男3人は逃走した。
他に詐欺容疑で逮捕されたのは大阪市住之江区南加賀屋4の派遣社員、山田貴之容疑者(28)。