大阪維新の会代表・橋下市長「大阪都」を17年4月に先送り
2014年7月4日6時0分 スポーツ報知
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(45)は3日、再開された大阪都構想の法定協議会で、市を特別区に分割し、大阪府とともに再編する「大阪都」への移行時期を当初の2015年4月から遅らせ、17年4月として詳細を検討する意向を表明した。その後、市役所で記者会見し「役所の稼働に必要な期間を考えた。建設工事でも1、2年は始動日がずれることもある。現実的には何も問題ない」と強調した。
今秋にも実施したいとしていた住民投票については15年春ごろの実施を目指すとし、大阪府庁と大阪市役所の統合も「15年4月までにする。それに合わせ、どれくらいの期間を使って役所を作り上げるのかは行政の話だ」とも述べた。
法定協は3日、定数の20人のうち大阪維新の委員11人だけが出席し、5か月ぶりに再開。「他会派が妨害し続けてきた法定協がいかに不毛だったか。重要論点についてしっかりと深い議論ができた」と、野党のいない法定協の正当性を訴えた。