除霊で暴行死、准教授ら逮捕
2014年7月4日6時0分 スポーツ報知
熊本県警は3日、「除霊」と称して熊本市東区のパート・福田利恵さん(51)を暴行し死亡させたとして、傷害致死容疑で夫の崇城大准教授・福田耕才容疑者(52)、東区の野田英子容疑者(81)ら3人を逮捕した。
県警によると、野田容疑者は30年以上前から「神司(かんづかさ)」を名乗り、アパートの自室で「おはらい」をしていた。逮捕されたもう1人は野田容疑者の妹・北山敬子容疑者(77)=鹿児島県姶良市=。
県警によると、3人の逮捕容疑は6月21日、東区にあるアパートの野田容疑者の部屋で除霊と称して福田さんを押さえつけるなどした上、大量の水を飲ませ、翌日午前に搬送先の医療機関で死亡させた疑い。野田容疑者と福田容疑者は「(利恵さんの)悪霊をはらうために水を飲ませた」との趣旨の供述をしているという。利恵さんは数年前から野田容疑者のおはらいを受け、6月21日は除霊のため夫婦で訪れていた。
福田容疑者が生物生命学部応用微生物工学科准教授を務める崇城大は、容疑者の宗教活動について「全く分からなかった」としている。