注 目 4強へ欧州対決 W杯準々決勝 フランス―ドイツ   ネイマールvsロドリゲス 南米対決 ブラジル―コロンビア

マー君、7回9安打4失点もMLBトップ12勝目 QSはMLBタイ16試合で途切れる

2014年7月4日12時35分  スポーツ報知
  • ツインズ戦に先発したヤンキース・田中将(共同)

 ◆ツインズ4―7ヤンキース(3日・ミネアポリス)

 ヤンキースの田中将大投手(25)が3日、敵地でのツインズ戦に先発。7回を投げて85球、9安打4失点4奪三振。打線の援護もあり、12勝目を挙げたものの、メジャーデビュー以来16試合連続で続けていたクォリティースタート(QS=6回以上を3自責点以内)はストップ。1973年のスティーブ・ロジャーズ(エクスポズ、現ナショナルズ)と並んでいた初登板以来の連続QSを塗り替えることはできず、タイ記録で止まった。

 登板17試合での12勝到達は2002年の石井一久(ドジャース)の18試合を抜く日本選手最速で、オールスター戦前の12勝は初めて。チームは連敗を5で止めた。

 前回のレッドソックス戦(6月28日)には、9回にレ軍・ナポリに決勝弾を許して「まぬけ」発言の騒動となり、自身もMLBで初の連敗を喫した田中。1回は1死1塁から3番・パームリーに右翼線適時二塁打を許して先制点を与え、3回は連打で無死一、三塁からスズキの二ゴロの間に2点目を許した。

 しかし5回、ヤンキースの打線が奮起。連打で無死一、二塁から6番・ベルトランが右越えに特大の逆転3ラン。イチローが倒れた後、8番・ウィーラーがメジャー初安打の本塁打を左中間に運んで4点を取り、一気に逆転した。

 6回、田中は先頭のスズキに二塁打を浴び、内野ゴロ2つで1点を失い、4―3と1点差になった。しかし7回、ヤンキースはイチローの四球を足がかりに適時打2本と内野ゴロの間に3点を加えて7―3。

 しかし田中はその裏、1死から7番・プルーフに二塁打、続くエスコバーに左前適時打を許して4点目を失い、クォリティースタートはストップ。なお1死一塁でフルドの打球は強烈なライナーで一塁手の真っ正面。併殺となって7回を投げ終えた。球数も少なかったが、この日は直球の伸び、変化球のキレとも今ひとつで奪三振も少なく、この回限りでマウンドを降りた。

 田中将大投手「全く良くなかった。4点は取られ過ぎだと思う。全然良くない投球でも、チームが勝ったのが一番。そこに尽きる。(クオリティースタートを)守れなくても、今日みたいに勝つということもある。それが野球」

  • 楽天SocialNewsに投稿!
MLB
報知ブログ(最新更新分)       >>一覧