サムスン、iPhoneバッシングの新CM公開 バッテリー持ちの悪さをコケに

2014.07.04 14:48

Wall Huggers

Samsungは3日、iPhoneを揶揄しながら、同社のフラッグシップ「GALAXY S5」をアピールする新テレビCMを米国で公開した。

充電のため壁から離れられない?

これまでも、iPhoneをバッシングするような内容のCMをたびたび公開してきたSamsungだが、今作の「Wall Huggers」(壁を抱きしめる人々)では、GALAXYに大きく劣るiPhoneのバッテリー持ちにフォーカスしている。

CMでは、空港のような場所で充電のためコンセントのある壁際から離れられないiPhoneユーザーを尻目に、GALAXY S5ユーザーがゲームなどを快適に楽しんでいる様子を描いている。

また、バッテリーがピンチになっても「ウルトラ省電力モード」で対処したり、防水にもかかわらず電池パックが簡単に交換できることなどもアピールされている。

確かにGALAXY S5は電池持ちが良いが

こうしたバッシング的なCMは、個人的にはあまりスマートでないと思うが、実際にGALAXY S5のバッテリー持ちが良いのも事実だろう。

たとえばスペック面では、ドコモ版のGALAXY S5は連続通話時間(3G)17時間であるのに対し、iPhone 5sは同10時間。連続待受時間では、2倍もの開きがある。

Which? Tech Daily

またWhich? Tech Dailyによる調査では、iPhone 5s/5cがGALAXY S4(GALAXY S5でなく)よりもバッテリー駆動時間が劣るといった結果も出ている。

バッテリー持ちは非常に重要なセールスポイントだけに、このCMはAppleだけでなく、各スマホメーカーに一定の影響を与えることになるのかもしれない。