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 兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=西宮市選出・無所属=が昨年度、195回の日帰り出張をしたとして政務活動費から交通費約300万円を支出していた問題で、兵庫県庁や県議会に3日夕までに計737件の抗議や苦情などが届いた。県広聴室は「短期間にこれだけの批判が集中したことは聞いたことがない」としている。

 抗議は電話が76%で、残りはほとんどがメールだった。議員辞職を求める声のほか、「政務活動費を返還させるべきだ」「会見での説明は不十分だ」「きちんと調査してほしい」などの意見が多かったという。野々村氏が記者会見で号泣しながら持論を展開する様子が報じられたこともあり、抗議は北海道や東京など全国各地から相次いでいるという。

 県広聴室によると、井戸敏三知事が2012年、NHK大河ドラマ「平清盛」について、「画面(映像)が汚い」と注文を付けた時は、20日間で1千件程度の意見が相次いだ。この時は賛成意見もあったが、「今回は(野々村氏を)擁護する声がほとんどない」としている。

 一方、野々村氏は2日、報道各社に対して「私に対する一切の(取材)活動を自粛するよう強く申し入れます」とのファクスを送付。理由について「全てお答えし、質問が出尽くした」「自殺に追い込まれるのではないかと不安で一杯」などとしている。

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