尊敬するアントニオ猪木氏(左)の68歳の誕生会に駆けつけ、祝福した春一番さん(2011年2月20日撮影)【拡大】
アントニオ猪木参院議員(71)のものまねで人気を博した芸人、春一番(本名・春花直樹=はるはな・なおき)さんが3日、肝硬変のため東京都内の病院で死去した。47歳だった。
所属事務所によると、春さんは2005年に腎不全で入院して一時は命も危ぶまれた。06年に復帰してからは、週末に営業の仕事をこなし、体調を崩すきっかけとなった過度の飲酒も1日おきに控えていた。
2日夜に自宅で酒を飲んで就寝し、午前4時ごろに夫人が目を覚ました際はいびきをかいていたという。同6時ごろに気づくと呼吸が止まり体も冷たくなっており、救急搬送されたが、死亡が確認された。
春さんは会社勤めを経て1985年にタレント、片岡鶴太郎(59)に弟子入り。ファンだった猪木氏になりきった「元気ですかー」「1、2、3、ダァー!」のものまねで人気者に。入院時には猪木氏が見舞いに訪れるほど本人公認だった。通夜・葬儀は未定。
アントニオ猪木氏の話 「送る言葉に相応しくないかもしれませんが、あえて、元気ですかー!!を送ります。謹んでご冥福をお祈りいたします」(公式サイトより)
(紙面から)