進捗状況とペンタブレットについて

 今回の記事は重要事項が沢山あるので、赤文字が多めです。



 alfaは自作漫画『マジシャンしるく』(リメイク版)の清書を行っています。

 進捗状況は、人物の主線だけが終わった段階です。

 5月6日から清書を開始したわけですが、ほぼ2か月かかってこれでは遅いです。

コミスタ
 (ピンク色は背景をまだ描いていない部分、どのコマを開けば良いかわかるようにした工夫)



■ペンタブレットについて

 alfaはつい最近まで普通のペンタブレットを使っていました。

 それは板の上でペンを動かし、それがマウスの代わりになるという物です。
 値段は安いですが、手元の板とパソコン画面が離れているという欠点があります。
 つまり、手の動きと絵の線にズレが生じます。

 清書するときに下描きの絵をぴったりなぞる事が困難を極めるので、一回の絵で何度も線を引き直しました。
 遠景のモブなら多少歪んでも構いませんが、アップの絵だと少しのズレがデッサン狂いに見えてしまうので超絶に神経を使いました。
 つまり、絵を描く以前に道具との戦いを強いられていました。



 しかし最近、普通のではなく『液晶タブレット』を使ってみたいと思いました。
 買ったのは『Cintiq24HD』というプロ向けの高性能品です。

 これは変な板ではなく、画面自体の上でペンを動かします。
 画面に絵を直接描くような感覚なので、手の動きと絵の線のズレはほぼ皆無となります。

 買ったのは漫画の人物画が残り3枚という段階になってからなので、ほとんどの絵は普通のタブレットで描きました。
 作業速度が倍以上になったので、もっと早くから買っていればよかったと思っています。



 しかも、絵が上手くなります。
 理由があります。

 旧タブレットでは『下描きを正確になぞる事だけ』に全神経を集中しなければなりませんでした。
 これはただ下描きの絵をそのままなぞるだけです。
 線を引く事自体が難しいので、修正を行うどころではありませんでした。

 しかし新タブレットなら道具の不自由から解放されるので、『下描きのデッサンを更に修正しながら清書する』という同時行動ができます。
 必ずしも下描きの絵と同一ではない、意図的にずらした修正が行えます。
 スパロボに例えると、パイロットが2回行動になり移動した後にマップ兵器が撃てるようになったような効率の良さです。



 液晶タブレットに変えてからは非効率なストレスが無くなったので、絵を描く苦痛が劇的に緩和されました。

 旧タブレットが「皿洗いレベル」の苦痛だとすれば、新タブレットは「料理をするレベル」の苦痛です。

 世界史のCDを聞きながら旧タブレットを使うと苦痛度はマイナスでした。
 しかし世界史のCDを聞きながら新タブレットを使うと苦痛度はプラマイゼロになりました。
 楽しくはありませんが、苦痛は感じなくなったという事です。



■まとめ
 液晶タブレットには普通のタブレットと比較して以下の利点がある。

・清書の速度が劇的に早くなる。
・手の動きと実際の絵画にズレが生じなくなる。
・下描きの絵から線を意図的にずらした修正が行えるので、絵が上手くなる。
・世界史CDと同時使用すれば、なんと苦痛がゼロになる。


■結論
 パソコンで絵を描く人は絶対に液晶タブレットを使うべき
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しるくの色

 自作漫画『マジシャンしるく』の主人公の色設定です。

・公式カラー類
色01色02
色07色08

① 公式カラー
② カラー第二案(オレンジ部分を白に変更)
③ ①をそのまま白黒に変換
④ ③の髪だけを白に変更

 しるくは金髪で服は「黒」「紺」「紫」の3色を基調としています。
 リボンと帽子の一部は赤、フチと袖はオレンジです。
 投稿用の漫画は白黒で描きますが、しかしカラーをそのまま白黒に変換すると色が沈んでしまいます


・白黒漫画用
色03色04
色05色06

①前作『虚偽の魔法と~』制作時と同一
⑥2種の灰色のうち、薄い方をさらに薄くした
⑦灰色を1種類だけにした(スカート灰色)
⑧灰色を1種類だけにした(スカート灰色)

 白黒漫画を描く場合は、「灰色の種類」をなるべく少なくして濃度にメリハリをつける必要があります

 ①は前作の漫画を描きた時の物ですが、出版社への持ち込み時に「トーンが多過ぎて色が沈んでいる」と言われました。
 その言葉がしるくの服を指しているのかは断定できませんが、濃度はもっとメリハリをつけた方が良いと思いました。
 そこで②の方法を試しましたが、②は薄くなりすぎて自分の頭の中にある服のイメージと一致しませんでした。

 ⑦と⑧は思い切って「灰色」を「2種類」から「1種類」に減量しました。
 胴体の真中は灰、胴体の両脇は黒です。
 しかしこの方法だとスカートの色が胴体の2種のどちらかと一致してしまうのが気に入らないです



 はっきり言って白黒漫画にトーンを貼る作業とカラーで着色する作業は労力があんまり変わらない気がするので、可能であればカラーで描いてしまいたいです。
 しかし投稿用漫画は白黒と決まっており、そのせいでしるくの服の色を白黒ではいまいち上手く再現できないのがムカつきます。


色09
⑨妥協案

 ⑦⑧のスカートだけを濃い灰色に変えました。
 これで良いのだろうかという、何が正解かわからない煩悶を感じます。

 そもそもスカートの色にそこまでこだわる必要があるのかどうか、どこまで減色すれば沈んで見えないのかがわからないです。

 色々と試しましたが、機能性と見た目を考慮し⑧にしようと思います。
 

通院について

 以前より予約していた病院へ昨日、行ってきました。
 記事作成が遅れたのは報告すべきかについて躊躇したからです。

 通院についての詳細はここでは伏せさせていただきます。
 理由は自分がどういう病気をかかえているかという個人情報をネットで公開すべきではないからです。
 批判されるのは承知しておりますが、詳しくはお答えはできません。

 話せる範囲の事だけ書きます。

 まず「病院へ行った方位が良い」というご意見には大変感謝しております。
 実際に病院へ行ったことは自分にとってかなりプラスとなりました。
 また、漫画の製作が継続可能である事がわかりましたので安心しました。

 もっと詳しく知りたいかと思いますが、ご期待に答えられず大変申し訳ございません。
 最近ネットは個人情報が危うい物だとだんだんわかってきました。
 今後もブログには私生活の事は書かないよう気を付けます。

 そもそもは私自身が皆様に対し私生活の助言を求めた事がきっかけなのに、正反対の考えで終わらせてしまい申し訳御座いません。
 しかし逆に考えるに、今までの私があまりにも異常でした。
 普通の一般的なプロアマ問わず作家の方たちは創作に関係ない事はあまりブログには書かないように思われます。

 大変申し訳御座いません。
 私自身、今後はネットに依存し過ぎないよう気を付けます。

漫画の感想

 『MAGICIAN SILK』の清書作業はリスニングによって苦痛をある程度緩和できますが、それは楽しさの数値が元々マイナスなのを少しゼロに近づけるというだけでプラスにはならない行為です。
 日常生活でなんらかのプラスが少しでもないと、苦痛だけしかないという事になり絶望します。 
 つまり、何か楽しい事がないと発狂するという事です。

 かつては戦争シミュレーションゲームが好きでしたが、ソフトが変わってもゲームシステムは大体同じであり操作に単純作業を感じる事が多くなり飽きてしまいました。
 他に楽しい事がみつからないので、クッキー☆という動画を見て笑うという不毛な事もしていました。
 しかしそれも内容のパターンが大体出尽くし初登場から4年が経過し明らかにネタ切れしているので段々と飽きてきました。

 歴史の勉強はやや退屈で、爆発的にストレスを発散できる楽しさはありません。
 理由は、勉強しているその瞬間が楽しいのではなく、知識を身に着けた後の利用に役立つという性質なので、私にとって利益になるには当分時間がかかります。

 ではどうすれば新たにストレス発散できるかと考えた結果、面白い漫画を読めば良い事に気が付きました。
 2つの商業漫画を読んだ感想を書きます。



①亜人(著:桜井画門)

 以前3巻まで読んでおり、4巻が出ていたので購入、やっぱり面白いです。
 あらすじは、不死身の人間が政府に捕まると拷問されるのでスタンド能力を使って対抗するというバトル漫画です。
 設定に斬新さがあんまり無いにもかかわらず、その他の各要素のレベルがかなり高いalfaオスメの漫画です。
 佐藤という男がカッコ良すぎます。
 行動は手段を選ばず戦いを楽しんでおり言動は異常性が高いです。
 旅客機を墜落させ大量殺戮を行い放った名言「スリル満点」は一読の価値ありです。
 こういうキャラクターを自分の漫画にも出したいと思いました。

②JIN-仁-(村上もとか)

 現代の外科医が幕末にタイムスリップし、チート医療で活躍するという医療+SFの漫画です。
 医療漫画は多数ありますが、現代の医療技術を過去の世界で行うという設定は新しいです。
 過去は医療器具と薬剤が足りないので工夫します。
 その超越能力は当然過去の人々に驚愕を与え、いわゆる「強くてニューゲーム」な優越感を味わえます。
 しかし序盤の話はけっこう上記内容の病状を変えたワンパターンなので、alfaは全13巻を全て読む気にはなれずに結末だけ早く知りたいと思い、1・2巻を読んだ後は途中をすっとばして最終巻の13巻を読んで終わりにしました。
 なので中盤がワンパターンなのかどうかは不明です。
 最終巻は主人公の医師がタイムスリップした理由の説明と伏線の回収がしっかりと行われており好印象です。



 最近は「物凄く楽しい事」に巡り合えず常にイライラしていたので、これらの漫画を読めたのは幸運でした。
 理由はマイナーなネタばかりに目を向け、まともな事を探そうとしなかったからですが。

 既存漫画を読めば新作の話を考えるやる気が高まる効果があるので、今後は漫画を沢山読もうと思います。

 清書という単純作業のやる気の根本解決にはなりませんが、ストレス発散効果はあります。

単純作業に集中する方法

 前回記事に引き続き、今回も実用的な役立つ方法を紹介します。

 私は現在『MAGICIAN SILK』の清書を行っていますが、下絵をなぞるだけという頭を使わない単純作業なので苦痛です。
 具体的には「皿洗い」と同じ感覚で、作業中に無関係な昔の嫌な記憶が頭に浮かぶ程でした。

 しかし私は苦痛を緩和しやる気を出す画期的な方法を発見しました。
 その方法は、

作業をしながら音声を聞く。
ただし、音楽は効果が低いので文章読み上げが望ましい。


本

 ㈱学研マーケティングの『聞くだけ世界史 古代~近代』です。
 『世界史近現代』もあります。

 本付属のCDに世界史を読み上げる音声が収録されているので、手で絵を描きながら耳で学習できます。

 音楽を聴く方法は以前試したのですが、すぐ飽きるので効果がありませんでした。
 しかし今回は私の好きな世界史で、音声は5時間以上あるので飽きずに集中できます。

 この方法だと、作業中に嫌な記憶が頭に浮かばなくなりました。
 苦痛を緩和し作業に集中できるうえ、時間を勉強に有効活用できるので究極に役立つ方法です。

 皆様も絵の清書をされる場合は是非お試し下さい。
プロフィール

Author:alfa
 商業漫画家を目指し訓練中です。

 ホームページ
同人サークルalfa

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