ＦＩＦＡに協力者か？Ｗ杯ダフ屋から割り当て入場券も押収…

　決勝のチケットは１６０万円――。サッカーＷ杯開催中のブラジルでダフ屋の摘発が相次いでいる。決勝戦に向けてダフ屋と警察当局のいたちごっこも激化しそうだ。ブラジル紙などによると、リオデジャネイロの警察当局が１日（現地時間）、ダフ屋組織のアルジェリア人ら１１人をリオと最大都市サンパウロで拘束。共同電によると決勝チケットは３万５０００レアル（約１６０万円）に達していた可能性も。同組織は過去４回のＷ杯でも同様の取引を行っていたという。

　スポンサーや非政府組織（ＮＧＯ）に割り当てられたチケットも押収されており、警察当局者は国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）に協力者がいる可能性もあるとしている。

　地元ブラジルや、チケットを持たないファンが大挙して訪れているアルゼンチンの試合の人気が高そうで、日本人も北東部ナタルで６月１９日、２人がダフ屋行為をした疑いで一時拘束された。