作家のダニエル・ピンク氏が語る「人生を変えた1つの助言」
作家のダニエル・ピンク氏は、ノースウエスタン大学の卒業式で「自分の人生を変えた助言」について紹介しています。ピンク氏は文章を書く過程を人生に例えて、なぜ計画を立てるよりも実際に行動することが大切であるかを説明しています。
スピーチライターとしてホワイトハウスで働いた経験もあるピンク氏ですが、学生時代には論文を書くのに苦労して教授に助けを求めたことがあったそうです。
教授は私にこう言いました。「書いてみないと答えが出ないときもある」。計画を立てて書くように教えられていた私にとって、この助言は衝撃的でした。そして、気づきました。この助言は、ライティングだけではなく、人生で起きるすべてのことにも言える優れた助言であると。実際に行動してみることで、自分はどんな人生を送るべきかを発見するきっかけになることだってあるのです。たとえどうなるかは明確に分からなくても、やってみることが重要なのです。
リスクが高いように思われるかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。確かにリスクは高いですが、よりリスクが高いのは、常識を意識するあまり失敗を恐れてしまうこと。最初に「こうすると決めた」という理由だけでその道を進んでしまうことなのです。
私達はみな、人生や向かう方向をコントロールしたいと思っていますが、計画すればいいわけではありません。何を書きたいのか計画するのはやめて、ただ書いてみましょう。何をしたいのか計画するのをやめて、ただやってみましょう。
英語のスピーチですが、ピンク氏の素晴らしいスピーチもぜひ聞いてみてください。
2014 Weinberg College Convocation Address by Daniel Pink | YouTube via Brain Pickings
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- ダニエル・ピンク|講談社