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野々村兵庫県議“フルスロットル謝罪”に世界が驚き

1日の記者会見で号泣する野々村竜太郎兵庫県議
号泣会見で一躍“世界レベル”で時の人となってしまった野々村竜太郎兵庫県議
Photo By 共同 

 政務活動費の不正使用疑惑を受けた兵庫県の野々村竜太郎県議(47)の「号泣会見」が、海外メディアにも相次いで取り上げられていることが3日、分かった。英紙などは「フルスロットル謝罪」との見出しが付き、高い関心を示している。また、兵庫県議会への苦情は、約740件にも上っており、批判の声が高まっている。

 常軌を逸した号泣会見が、海外にも広まってしまった。英国タイムズ紙(電子版)は、野々村県議が城崎温泉などに日帰り出張を繰り返していたことに絡め「温泉スキャンダルでフルスロットルの謝罪」と題して紹介。

 野々村県議が記者会見で「日本の慣習となっている謝罪のための深いお辞儀」をする代わりに「体を震わせ、泣きじゃくった」と指摘。インターネット上で公開された会見の動画は何十万回も再生され、注目を集めているとした。

 インディペンデント紙(電子版)は記事とともに動画へのリンクを掲載。「むせび泣き、深呼吸した後にまた泣き叫ぶ」などと会見中の様子を形容した。先月の東京都議会のセクハラやじ問題も海外メディアで報じられ波紋が広がった。日本の議員の品格が問われそうだ。

 一方、兵庫県議会事務局によると、この日も、県内だけでなく東京や福岡などからも苦情が相次いだ。担当者は「朝から電話が鳴りやまない状態です」とため息。前日からの苦情を合わせると3日夕方までに737件に上った。「議員辞職すべき」「税金の使い方を慎重に調査しろ」というような声が多いという。

 2日には同県議会の梶谷忠修議長(76)が野々村県議に直接対面し厳重注意。「説明責任を考え、県民に説明できない費用に関しては返還するように」と命じると、野々村県議は「(出張に)行ったことは間違いないが、こういった騒ぎになったこともあり返還を含めて考えたい」と応じたという。梶谷議長は7日に各会派の代表者を集めて、議会としての対応を協議することを決定。野々村議員への要求のほか、政務活動費の在り方や報告書の記載ルールについても話し合うとみられる。野々村県議自身は所属する総務常任委員会が18日に予定されている。

 また、野々村県議が昨年度106回出張したとしているのが県北部の豊岡市だが、同市の議会事務局、同市にある県の支庁である但馬県民局、同市城崎温泉の観光協会はいずれもスポニチ本紙の取材に「野々村県議が視察に来たことはない」と回答した。関係者は「一般的に県議が視察に来る場合、関係各所に連絡が来る」としており、少なくとも公の出張ではなかったと思われる。

[ 2014年7月4日 05:30 ]

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