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小保方氏STAP検証へ理研出勤 84日ぶり公の場

神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターに入る小保方晴子氏
神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターに入る小保方晴子氏
Photo By 共同 

 STAP細胞論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が2日、STAP細胞が存在するかどうかの検証実験に参加するため、理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)に出勤した。公の場に姿を見せたのは4月9日の記者会見以来で84日ぶり。さまざまな疑義が明らかになる中、出勤前には「証明するための第一歩なのでしっかりやってきます」と話した。一方、英科学誌ネイチャーは2本の論文を正式に取り下げた。

 小保方氏は午前10時55分ごろ黒塗りの個人タクシーで到着。白いパーカにピンクと白のスニーカー、裾が絞られたグレーのパンツ姿。長く伸びた髪は薄ピンク色のシュシュで束ね、ポニーテールにしていた。ロングヘアの巻き髪で、スカート姿の清楚(せいそ)なイメージから一転。ラフないでたちに報道陣から驚きの声が漏れた。体調も不安視されていたが、顔色は悪くない印象だった。

 センターの門外にいた報道陣が「小保方さーん」と呼び掛けても答えず、右手に持っていた入館証とみられるカードを入り口でかざして足早に建物に入った。代理人の三木秀夫弁護士によると、小保方氏は出勤直後に「無事着きました」と電話で報告。三木弁護士が「しっかりやってね」と声を掛けると「分かりました。ありがとうございます」と落ち着いて応じたという。

 次々と疑義が浮かぶ中、出勤前には「STAP細胞を証明するための第一歩でもあるので、しっかりやります。頑張ってきます」と電話で三木弁護士に話した。STAP細胞を「生き別れた息子」とまで表現しており、自信をのぞかせた。

 一方、理研は、センター内に新たに実験室を設け、既に検証を進めているチームからは独立して第三者などの監視下で実施すると明らかにした。小保方氏の参加は7〜11月末の予定で、準備段階を経て9月ごろから本格着手するのが目標。

 実験を統括するセンターの相沢慎一特別顧問は、最初の段階でSTAP細胞が存在する可能性を小保方氏が示せない場合は、期限の11月末より前に実験を打ち切ることもあると説明した。

[ 2014年7月3日 05:30 ]

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