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中国・習主席、訪韓の狙いは? 記者解説
中国の習近平国家主席が就任後初めて国賓として韓国を訪れ、まもなく朴槿恵大統領と首脳会談を行う。
習主席は3日正午過ぎ、夫人とともに就任後初めて韓国を訪れた。中国の国家主席が就任後、伝統的な友好国である北朝鮮より先に韓国を訪問するのは初めて。
首脳会談では、主に経済協力や人的交流をより一層深めていくことが決まるとみられるが、北朝鮮の核問題、さらに両国が批判を強めている日本の歴史認識問題などについて話し合われる予定。
習主席が北朝鮮よりも先に韓国を訪問する狙いは、政治的・経済的利益が得られる韓国との関係を深めることを優先させたと言える。核問題などでこのところ関係がぎくしゃくしている北朝鮮をけん制することにもなる。
これまで中国の国家主席は、韓国を訪れる際、他の国とあわせて訪問していたが、今回は、初めて韓国だけを訪れることから、それだけ、習主席が今回の訪問を重要視していると言える。
中国にとっては日本の他、周辺国のフィリピンやベトナムなどとも関係が冷え込んでいる中、韓国を単独で訪問し重要視しているとアピールすることで、日・米・韓3か国の結束から韓国を中国側に引きよせたい思惑もあるとみられる。
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