2014年7月3日16時04分
大阪府東大阪市が、近鉄花園ラグビー場の施設を、所有する近畿日本鉄道から来年4月をめどに無償で譲り受けることが決まった。3日にも両者が正式に合意する。敷地は鑑定後、来年度中にも市が買い取る考えで、数十億円とみられる。
市は、2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の誘致に向け、交渉を進めてきた。スタンドや建物などは老朽化で耐震補強しなければならず、市は合意を受けて早期に改修工事に入る。W杯の組織委員会への開催地の申請締め切りは10月末で、試合の誘致条件となる大型の映像設備やナイター照明なども市が整備する方針。
ラグビー場周辺は公園として整備し、施設の改修とあわせて国などの財政支援を受ける考え。ラグビー場の今後の名称は協議中だ。
ラグビー場の収容人数は3万人。1929年、日本初のラグビー専用グラウンドとしてオープンした。近鉄子会社が保有し、全国高校ラグビーや社会人のトップリーグなどの試合会場になっている。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
PR比べてお得!