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政府事故調の記録開示で本人意向確認へ
6月27日 15時16分

東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会が非公開を前提に行った関係者からの聞き取りの記録について、政府は、本人が開示に同意するか、意向の確認を始め、同意が得られた記録は公開することになりました。

政府の事故調査・検証委員会は、平成23年5月以降、福島第一原発で指揮に当たり、去年7月に亡くなった吉田昌郎元所長を含む関係者772人から事故当時の状況などを聞き取りましたが、政府は非公開を前提に協力を得たものだとして記録を開示していません。これについて、菅官房長官が今月5日、「本人の同意が得られたものは必要な範囲で開示していく」という考えを示したのを受けて、資料を引き継いでいる内閣官房の原子力規制組織等改革推進室は、本人が開示に同意するか、意向の確認を始めることになりました。意向の確認は個別に直接行うほか、内閣官房のホームページでも協力を呼びかけ、同意が得られた場合は、第三者の権利を侵害するおそれがある部分や国の安全などに関わる部分などを除いて、年内をめどにホームページで公開することにしています。
ただ、吉田元所長の記録については生前に「第三者への公表を望まない」という意向を示した上申書を提出していることから、公開の対象にしないとしています。

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