韓国の自殺率、10年連続でOECDワースト

 韓国の自殺率が10年連続で世界最悪水準であることが分かった。保健福祉部(省に相当)が2日に公開した今年の経済協力開発機構(OECD)保健統計によると、韓国の自殺率は10万人当たり29.1人(2012年現在)で、OECD加盟34カ国で最も高かった。OECD平均の12.1人に比べはるかに高く、10年連続で1位となった。また、15歳以上の男性の喫煙率(37.65%)も、ギリシャ(43.7%)に次いで2番目に高かった。男性の喫煙率が最も低いスウェーデン(12.8%)の約3倍だ。

 韓国は人口1000人当たりの医師数が2.1人とOECD加盟国(平均3.2人)で最低だったが、韓国人は病院に最も頻繁に通い、入院期間も長かった。韓国人1人当たりの年間医師訪問(外来)回数は14.3回で1位、患者1人当たりの平均入院日数は16.1日とOECD平均(8.4日)の2倍近かった。このため、保健医療費が急速に増加していることも分かった。韓国の国民医療費(2012年現在97兆1000億ウォン=約9兆8000億円)が国内総生産(GDP)に占める割合は7.6%で、依然OECD平均(9.3%)よりは低いが、07-12年の国民医療費増加率は6.6%で、OECD平均(2.3%)の約3倍だった。

李智恵(イ・ジヘ)記者
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