小島泰生
2014年7月3日08時03分
福島県警捜査2課の警部(51)と警視(52)が4月末に相次いで自殺し、上司だった前捜査2課長(45)=6月27日付で警務部付、7月11日付で警察庁人事課付=がパワハラで戒告の懲戒処分を受けた問題で、県警の調査結果の詳細が朝日新聞の取材で分かった。前課長から、警部は日常的に激しく非難され、担当業務も思うように進まず、同僚に謝りながら死を選んだという。
「小学生みたいな文章を作ってんじゃねえ」「何やってんの。あんた本当に警部。国語習ってきたの」
調査結果によると、前課長は昨年12月~今年4月ごろ、決裁をもらうために文書を持ってきた年上の警部を自席の前に立たせ、他の課員もいる中、べらんめえ口調の大声で執拗(しつよう)に非難し、何度も書き直させた。他の課員2人にも昨年5月以降、「あんたは係長以下だ」などと叱責(しっせき)していた。
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朝日新聞社会部
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