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iPhone 5sを全社情報基盤にしたシスメックス、課題の多いBYODは選ばず
臨床検査機器やその試薬、関連ソフトウエアの開発、製造、販売を手がけるシスメックス。PBXの更新タイミングで、約10年利用してきたPHSベースの内線システムを廃止し、「COPE(業務端末の私的利用)」によるiPhone 5sの全面導入に踏み切る。運用コスト削減や利便性向上だけでなく、モバイルを軸にした業務改革を狙った。
シスメックスは2014年4月にPHSベースの内線システムを廃止し、新端末として約2600台のiPhone 5sを導入。外線の発着信のほか内線端末としても利用している(図1、写真1)。大規模なPBX(構内交換機)を不要にして、電話関連システム全体の維持費を削減した。
従業員に軽量のノートパソコンを配布していた同社は、2012年から部長職以上に、2013年からは営業職にもiPadを支給してきた。iPhoneは役職や部門を限定せず全従業員に貸与する。端末をそろえたことで、これまで作り込んだシステムの転用が容易となり、新たに開発したアプリやシステムを共通の基盤で使えるようになった。
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