社会
iPS臨床中止か 理研の倫理観耐えられぬ
(兵庫県)
STAP細胞問題は理研に所属する他の研究者にも波紋を広げている。iPSを使った世界初の臨床研究を進める研究者が「理研の倫理観には耐えられない」とツイッターに投稿し臨床研究の中止を検討していることがわかった。理化学研究所に対する不信感をあらわにしたのは神戸の理研に所属する高橋政代プロジェクトリーダー。高橋氏は失明の恐れがある目の難病を治療する為iPS細胞を作製した上で人の網膜の細胞に変化させて移植する研究を進めていて、今年秋にも世界で初めての手術に乗り出すと見られていた。ところが、1日から今朝にかけて高橋氏自身が簡易投稿サイト「ツイッター」に「理研の倫理観には、もう耐えられない」「まだ始まっていない患者さんの治療は中止を含めて検討する」などと投稿していたことがわかった。理研は、「本人と連絡がとれておらず、詳細を確認した上で臨床研究について協議をする」とコメントしている。[ 7/2 18:30 読売テレビ]