宋潤敏、加藤美帆
2014年7月2日03時00分
日本の安全保障政策が、大きく転換する日がきた。政府は集団的自衛権を使えるようにする閣議決定を1日に行った。行使はあくまで「限定的」だと安倍晋三首相は強調する。だが、国の将来を大きく左右する動きに、県内からは一斉に抗議や反発の声が上がった。
■和歌山120人デモ
和歌山市の中心部では1日正午すぎ、企業や役所の昼休みの時間にあわせ、市民ら約120人が市役所前からデモ行進をした。
「NO! 集団的自衛権 若者を戦地に送らない」「解釈で変えるな! 戦争する国絶対反対」などと書いた横断幕やプラカードを持ち、強い日差しの下を県庁近くへ。「平和を守れ」「とばすな憲法」と抗議の声をあげた。午後6時からはJR和歌山駅前に場所を変え、同様に訴えた。
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