ニュース(報道記事)の読み方・書き方が変わろうとしている。新聞やテレビ、ラジオ、雑誌の「4マス」によって成熟化してきた報道形式が、インターネットの台頭で大きく変わると指摘されて久しい。最近の動向を見ていると、報道形式の革新はいよいよ、これからが本番と感じさせる。
5月、米大手新聞社ニューヨーク・タイムズ(NYT)のプロジェクトチームが取りまとめた内部改革リポートが漏洩してメディア業界に激震が走った。イノベーションや最新の技術を積極的に取り込んできたNYTでさえ、ネットの荒波に直撃を受け、もがき苦しんでいる様子が白日の下にさらされたからだ。
これには交流サイト(SNS)などソーシャルメディアとモバイルの隆盛が深く関与している。ソーシャルメディアがニュースを目にする入り口となれば、読者が自らニュースサイトを訪れて記事を選ぶような読み方は衰える。スマートフォン(スマホ)でニュースに触れる読者は、小さな端末に最適化した情報源を好むようになる。いずれにしても既存の報道メディアが従来通りの読み方、書き方を堅守したニュース報道を続けるかぎり、かなりの離反者を生み出しかねない。
これから重要になるのは、どう変化させていくかだ。読者やその背景の変化に適合しようと新しいニュースの書き方や読み方を模索する努力が各地で巻き起こっている。
大手新聞社側で目立つのは記事、写真、動画、音声などを総合して表現力を高める手法だ。米国ではピュリツァー賞を受賞したNYTのドキュメンタリー作品「スノーフォール」、日本では朝日新聞の「浅田真央ラストダンス」などが登場した。
藤村厚夫、ニューヨーク・タイムズ、インターネット、SNS
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