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花の寿命を調節する遺伝子を発見7月2日 18時21分
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茨城県つくば市の花き研究所などの研究グループは、花の寿命を調節する遺伝子を発見したと発表しました。
研究グループでは、花を長く咲かせる技術の開発につなげたいとしています。
花の寿命を調節する遺伝子を発見したのは、つくば市にある独立行政法人「農研機構花き研究所」と鹿児島大学の研究グループです。
研究グループでは、朝咲いた花が夕方にはしおれてしまうほど花の寿命が短い朝顔に注目し、花が咲いてからしおれるまでに遺伝子の働きがどう変わるか調べました。
その結果、花がしおれるときに「EPH1」と呼ばれる遺伝子の働きが活発になることが分かったということです。
さらに、遺伝子組み換え技術を使って「EPH1」の働きを抑えたところ、花の寿命が平均13時間から24時間と2倍近く延びたことから、この遺伝子が花の老化を促していることが分かったということです。
研究グループでは、この遺伝子が朝顔だけでなく、花全般の寿命を調節しているとみて、今後、この遺伝子の働きを抑えて花を長く咲かせる薬剤などの開発につなげたいとしています。
花き研究所の渋谷健市主任研究員は「花の寿命を延ばすことができれば、生花を扱う業者にとってもメリットが大きいと思う」と話しています。
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