マッチングサービス:教室用空きスペースをネットで提供 スペースコンシェル

2014年07月03日

教える人と学ぶ人をつなぐスキル共有サイト「ストリートアカデミー」
教える人と学ぶ人をつなぐスキル共有サイト「ストリートアカデミー」

 教室を開きたい先生と、空きスペースの保有者とをマッチングするネットサービス「スペースコンシェル」を、IT企業のストリートアカデミー(東京都新宿区、藤本崇社長)が始めた。同社は「学びの選択肢を増やしたい」と意気込む。

 同社は、教える人と学ぶ人をつなぐスキル共有サイト「ストリートアカデミー」を2012年8月に開設。特技を教えたい人が生徒を募集するサイトで、ビジネス作法から料理や写真、ヨガまで、個性豊かなさまざまな習い事が1000件以上掲載されている。登録利用者は1万8000人を超えており、講座に受講予約が入った際に、受講料の売り上げから5〜15%を手数料として講師からもらう仕組みで運営してきた。

 今回、6月末にスタートした「スペースコンシェル」では、その教室に使える空き空間を提供できる人に無料で登録してもらう。マッチングの成約料なども一切かからない。一方、教室を開きたい人は、エリアや利用条件、イベント開催実績などで教室に使える場所を検索できる。

 藤本社長は「スペースのマッチングを通じ、場所があれば教えたいという人の教室開催を後押しすることで、“フェース・ツー・フェース”の学び場の拡大を実現していきたい」と話している。問い合わせは同社(info@street-academy.com)。【高橋望】

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