【ロンドン=小滝麻理子】安倍晋三首相は29日付の英フィナンシャル・タイムズ電子版に寄稿し、経済政策「アベノミクス」の第3の矢である成長戦略をアピールした。法人実効税率の20%台への引き下げや独立取締役の導入など企業統治改革を進めると紹介。「第3の矢に真剣に取り組んでいる」と強調した。
寄稿文は「第3の矢で日本経済の悪魔を落とす」と題した。国家戦略特区や環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の加速、女性など多様な人材の活用についても言及。「経済の着実な再生を通して、財政再建を進めたい」とした。
安倍晋三、フィナンシャル・タイムズ