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ソマリア海賊対策 自衛隊の司令官を初派遣へ7月3日 4時05分
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防衛省は、自衛隊も参加してアフリカのソマリア沖で海賊対策を行っている多国籍部隊に、初めて自衛隊から司令官を派遣する方針を固めました。
海賊対策により主体的に関わることで、積極的平和主義のもと、国際社会に貢献する姿勢を強調するねらいがあるものとみられます。
ソマリア沖の海賊対策では、海上自衛隊の護衛艦2隻と哨戒機2機が海賊対処法に基づいて船舶の護衛活動を行っていて、去年12月以降は、アメリカやイギリスなど各国の海軍が参加する多国籍部隊の活動にも参加しています。
この多国籍部隊は、各国が一定の海域を分担して警戒監視を行っていて、司令官は4か月から6か月ごとに参加国の間で持ち回りで交代しています。
こうしたなか、防衛省は各国からの要請などを踏まえて検討を進め、多国籍部隊の司令部と参加している部隊との関係は、指揮・命令の関係ではなく、あくまで連絡調整であり、法的にも問題はないなどとして自衛隊から司令官と司令部要員を派遣する方針を固めました。
海賊対策に自衛隊がより主体的に関わることで、積極的平和主義のもと、国際社会に貢献する姿勢を強調するねらいがあるものとみられます。
自衛隊のソマリア沖の海賊対策は、今月23日に活動期限を迎えることから、政府は近く1年間の延長を閣議決定することにしています。
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