外出から帰ってきたら・・・
着物はお手入れさえ、しっかりしてあげれば、何十年も着られるものです
母から子へ、そして孫へと、100年以上も使っている着物も珍しくはありません
ですが、洋服のように、ただ洗濯機で洗ってタンスにしまうというような、簡単なものではないのも事実
ここでは、着物にとって一番大切な「外出からの帰宅直後」のお手入れ方法についてお話しします
外出から帰ってきたら・・・
まずは着物を、着物用ハンガーに吊るし、一晩風に晒しましょう
着物は思いのほか湿気を含んでいます
しっかり湿気を取り除いてやることで、着物に虫がつかないようにし、着物を長持ちさせます
その後、乾いたタオルなどで着物の誇りを丁寧に取り除きます
同時にシミや汚れなどもチェックしましょう
帯のお手入れ
帯はぬくもりのあるうちに、ハンガーに吊るし、シワを伸ばしましょう
2時間ほどかけ、熱をとってあげればそれで大丈夫です
長襦袢のお手入れ
汗を含んでいる場合は、脱いだ直後に、よく絞ったタオルと乾いたタオルで挟んで汗を抜き、
次に乾いたタオルでふたたび挟んで湿気を取り、着物用ハンガーに掛けます
袖口や裾は汚れやすい部分ですから、ベンジンを含ませた布で軽く叩いておいてもよいでしょう
その他小物類など
足袋は洗濯します
その他の小物類も、風通しのいいところに置いて、熱や湿気を除いておきましょう
着物でお出かけするなら