蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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| 【サッカー】フランス 2大会ぶり8強 21歳ポグバが決めた2014年7月2日 紙面から ◇ブラジルW杯 第18日決勝T1回戦 フランス2−0ナイジェリア左CKから上がったボールもまた、GKにはじかれた。後半34分。ここまでフランスは何度も得点機をつくり、シュートの雨を降らせたが、堅守のナイジェリアの守備陣に阻まれていた。だがこのときばかりは、ボールはちょうどポグバの頭上へ飛んだ。191センチの21歳のMFは、勢いよくヘディングで先制ゴールを決めた。 さらにフランスはロスタイムにも右CKからの流れで、オウンゴールを誘って追加点。ナイジェリアの息の根を止めて2大会ぶりの8強進出を果たした。 「フランス全土が僕たちを応援してくれている。あの先制点でプレッシャーから解き放たれた。8強に進めて本当にうれしい」とポグバは喜んだ。 16歳のとき、移籍問題で裁判に発展するほど混乱した末にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のユースアカデミーへ。すぐファーストチームへ昇格し、7戦に出場したが馴染めず、1シーズンでユベントス(イタリア)へ移籍した。新天地ではすぐにレギュラーを奪い、昨年フランス代表としてもデビュー。長い足でボールを巻き取るプレースタイルから「タコ」の異名を取る、クラブと代表の両方で将来を嘱望されるパワフルなMFだ。 「ポール(ポグバ)は素晴らしかった。粘り強くプレーし、最後の30分間、チームはダイナミズムとスピードを増し、とても強かった」とデシャン監督。98年の地元開催のW杯で、主将としてフランスを優勝へ導いた指揮官は胸を張った。これで選手、監督として、W杯連続無敗記録を「10試合」に伸ばした。 準々決勝の相手はドイツ。「相手が誰だろうが、僕たちは全力を尽くす。そして勝つ」といま売り出し中の「タコ」ことポグバは力強く言い切った。 (原田公樹) PR情報 
 
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