広島−巨人 8回表1死一、二塁、巨人・坂本が左中間に逆転3ランを放つ=マツダで
|
 |
◇巨人8−7広島
巨人が3連勝で貯金を今季最多の13とした。5−6の8回、アンダーソンと松本哲の安打で1死一、二塁とし、坂本のこの日2本目となる6号3ランで逆転した。広島は7回に逆転したが、直後に3番手の中田がつかまった。
◇
白熱の首位攻防戦。試合にけりをつけたのは巨人・坂本の一発だった。1点を追う8回1死一、二塁。広島の3番手・中田が3球目に投じた直球を強振。打球は逆転の6号3ランとなって左翼席へと飛び込んだ。
「甘い球をしっかりと打てたんじゃないかなと思います」。3回にも5号ソロ弾を左翼席に放っており、2010年8月26日の中日戦(東京ドーム)以来4年ぶりとなる1試合2発。「久々ですね。なかなかないことですからね」と満面の笑みを浮かべた。
赤ヘルキラーだ。交流戦突入までの9度の対戦成績は打率3割8分9厘。広島投手陣をセ5球団の中で最も得意にしていた。しかし、この日は走者を得点圏に置いた5回と6回の打席で凡退。8回は燃えていた。
「あそこは1本安打を打ちたいと思っていましたね」。原監督も背番号6の働きには大満足。試合後の会見では賛辞を惜しまなかった。
「久しぶりにいい感じというか…。起死回生的なね」。二転三転した試合を制したことに「こういう試合を勝利できたことは大きい」とホッとした表情をみせた。
貯金は今季最多の「13」に増え、広島とのゲーム差は3・5に拡大。坂本は「2、3戦目はもっと頑張って勝ちたい」と意気込んだ。 (川越亮太)
この記事を印刷する