石井ポンペ (原住アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会代表)
1945年生まれ。
アイヌ協会札幌支部の結成に参加。
北海道アイヌ協会札幌支部長、支部役員を歴任。
石狩カムイノム実行委員会代表。
インカルシペ・ヌプリ・カムイノミ実行委員会祭司。
ムックリ、トンコリの演奏、木工などのアイヌ民族の文化の担い手。
1992年にサハリンを訪問し、サハリンアイヌ、北方諸民族とも交流。
原住・アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会代表。
上野千鶴子 (東京大学名誉教授)
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、
京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。
1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年から2011年3月まで、東京大学大学院人文社会系
研究科教授。2011年4月からNPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。
専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。
近年は高齢者の介護問題に関わっている。
WAN URL http://wan.or.jp/
Twitter @ueno_wan
宇都宮健児 (前日弁連会長)
地下鉄サリン事件被害対策弁護団団長、年越し派遣村名誉村長、日本弁護士連合会会長などを歴任。
弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきている。
現在、全国クレジット・サラ金問題対策協議会副代表幹事、全国ヤミ金融対策会議代表幹事などをつとめる。
また「反貧困ネットワーク」代表、「人間らしい労働と生活を求める連絡会議(生活底上げ会議)」代表世話人として、
格差・貧困問題の解決に向けた運動の先頭に立つ。
雁屋哲 (漫画原作者・エッセイスト)
1972年から漫画の原作・著作を始める。
代表作:「男組」「野望の王国」「美味しんぼ」
漫画以外:「日本人の誇り」「日本人と天皇」「シドニー子育て記」
北原みのり (コラムニスト・ラブピースクラブ代表)
1970年生まれ。1993年津田塾大学国際関係学科卒業。
1996年、日本で初めてフェミニズムの視線で女性だけで経営するセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」を始める。
著書に「はちみつバイブレーション」(河出書房新社1998年)・「男はときどきいればいい」(祥伝社1999年)・「フェミの嫌われ方」(新水社2000
年)・「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)・「毒婦。木嶋佳
苗100日裁判傍聴記」(朝日新聞出版)「さよなら、韓流」(河出書房新社)など。
河野義行 (松本サリン事件被害者)
昭和25年愛知県生まれ、名城大学理工学部卒業。長野県松本市に在住中、「松本サリン事件」に巻き込まれ、
被害者なのに被疑者扱いを受け、市民社会からは激しい差別と排除が繰り
返されたが、オウム真理教の事件関与が明らかになり容疑者からはずれる。その後、犯罪被害者
支援や警察を民主的に管理する長野県公安委員会の委員を務める。平成22年に鹿児島市に転居
し講演活動する傍ら、宗教団体「ひかりの輪」の外部監査委員を受任。
佐高信 (評論家)
1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。憲法行脚の会呼びかけ人。
辛淑玉 (人材育成コンサルタント)
1959年東京生まれ。在日三世。人材育成コンサルタント。TRAI(Trans-pacific
Research and Action Institute for the hisabetu-nikkei)東京代表。人材育成技術研究所所長。
企業内研修、インストラクターの養成 などを行うかたわら、テレビ出演、執筆、
講演も多数こなす。2003年に第15回多 田謡子反権力人権賞受賞。著書に、『怒
りの方法』『悪あがきのすすめ』(とも に岩波新書)、『差別と日本人』(角
川テーマ21)、『大人の女の流儀』(PHP研究所)など多数。
鈴木邦男 (一水会顧問)
政治活動家、新右翼団体「一水会」顧問。格闘家、予備校講師。
著書に『愛国と米国-日本人はアメリカを愛せるのか』( 平凡社新書)、『右
翼は言論の敵か』(ちくま新書)、『遺魂』(無双社)などがある。月刊『創』
にコラム「言論の覚悟」を連載中。
高里鈴代 (平和市民連絡会共同世話人)
強姦救援センター・沖縄(REICO)代表。東京都女性相談センター電話相談員、那覇市婦人相談員を経て、那覇市議会議員4期15年を務め
る。北京会議、国連女性の地位向上委員会、ハーグ世界平和会議などの国際舞台で日本からの発信を続け、沖縄では、1995年10月「強姦救援センター・沖縄レイコ」を、1995年11月 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」を設立し共同代表を務める。また、1997年には「軍事基地に反対する東アジア・アメリカ・女性ネットワーク」を設立し、ネットワークを広げている。
田中宏 (一橋大学名誉教授)
一橋大学名誉教授、龍谷大学客員研究員。公益財団法人朝鮮奨学会評議員。専門は日本アジア関係史、ポスト植民地問題、在日外国人問題、日本の戦争賠償と戦後補償等。2004年3月18日、日立就職差別裁判、国民年金法の国籍条項撤廃、指紋押捺制度の撤廃、旧戦傷軍属への戦後補償、公立学校への教員採用などの活動を認められ、東京弁護士会人権賞を受賞。
田中優子 (法政大学教授)
法政大学社会学部長、国際日本学インスティテュート(大学院)教授。専門は日本近世文化・アジア比較文化。
研究領域は、江戸時代の文学、美術、生活文化。『江戸の想像力』で芸術
選奨文部大臣新人賞、『江戸百夢』で芸術選奨文部科学大臣賞・サントリー学芸賞。その他
多数の著書がある。江戸時代の観点から、現代の問題に言及することも多い。著書に『カム
イ伝講義』『未来のための江戸学』『布のちから』『グローバリゼーションの中の江戸』など。
知花昌一 (真宗大谷派僧侶)
沖縄県在住の平和運動家。反戦地主。元読谷村議会議員。
沖縄県中頭郡読谷村生まれ。沖縄大学中退。
学生時代に自治会委員長として復帰闘争に参加。
その後スーパーマーケットや民宿を経営しながら沖縄戦の集団自決の調査などさまざまな平和運動を行う。
1989年に多田謡子反権力人権賞を受賞。
中沢けい (作家)
小説家・法政大学教授。
1959年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部卒業。
第21回群像新人賞を「海を感じる時」で受賞。
第7回野間文芸新人賞を「水平線上にて」で受賞。
K-文学振興委員会委員長。
西田一美 (労働組合役員)
奈良県生まれ。
1970年代後半から被差別部落解放運動にかかわる。
1980年頃より女性差別撤廃運動、男女平等運動にかかわる。
同年頃より現在まで、労働組合役員として活動。
2013年まで自治労中央本部執行委員。
前田朗 (東京造形大学教授)
大和民族、札幌生まれ。アイヌ民族に対する侵略者であった「屯田兵」5代目。東京造形大学教授。日本民主法律家協会理事。
主著に『戦争犯罪論』『ジェノサイド論』『侵略と抵抗』『人道に対する罪』『9条を生きる』(以上青木書店)、『軍隊のない国家』(日本評論社)、
『非国民がやってきた!』(耕作社)、『増補新版ヘイト・クライム』(三一書房)、近刊に『いま、なぜヘイト・スピーチか』(三一書房)。
松岡徹 (部落解放同盟中央本部書記長)
1951年 大阪市西成区に生まれる
1970年 初芝(現・初芝立命館)高等学校卒業
1988年 部落解放同盟大阪府連合会 執行委員
1990年 部落解放同盟中央委員
1991年~2003年 大阪市会議員(3期)
1994年 中央執行委員・部落解放同盟大阪府連合会書記長
部落解放同盟大阪府連合会西成支部支部長
1998年 部落解放同盟大阪府連合会執行委員長
2000年 ニューメディア人権機構理事
2002年 部落解放同盟中央書記長 反差別国際運動日本委員会 専務理事
(財)アジア・太平洋人権情報センター理事
2004年~2010年 参議院議員(1期) 部落解放同盟大阪府連合会西成支部顧問
2008年 部落解放同盟大阪府連合会特別執行委員
現在に至る
村山富市 (社会民主党名誉党首・第81代内閣総理大臣)
1924年大分県生まれ。
大分県大分市議会議員(2期)、大分県議会議員(3期)、
衆議院議員(8期)、衆議院物価問題等に関する特別委員長、
日本社会党委員長(第13代)、
内閣総理大臣(第81代:任期1994年6月30日-1996年1月11日)、
社会民主党党首(初代)、社会民主党特別代表(初代)などを歴任。
社会民主党名誉党首、学校法人明治大学顧問。
2006年桐花大綬章受章。
リリアン・テルミ・ハタノ Lilian Terumi HATANO (近畿大学准教授)
ブラジルのリオ・デ・ ジャネイロ連邦大学卒業後来日。大阪大学大学院言語文
化研究科博士課程終了。
在日ブラジル人をはじめとするニューカマーの諸問
題、教育問題を中心に取り組む。『マイノリティの名前はどのように扱われて
いるのかー日本の公立学校における ニューカマーの場合―』ひつじ書房、
2009、「在日ブラジル学校の現状からみる課題」『研究紀要』世界人権問
題研究センター13:117-149、2008、「在日ブラジル人を取り巻く「多文化共
生」の諸問題」『「共生」の内実』(三元社、2006)など。関西地域内で多様な
背景の子どもたちの自立への支援、母語(継承語)教育を中心に活動している。
若森資朗 (一般社団法人 協同センター・東京)
1949年富山県高岡市生まれ。
1970年前後の数年、学生運動、全共闘運動に参加。それに区切りをつけ、その後は生協活動一筋に取り組む。
現在は生協活動に根を置きつつもその範囲に留まらず、今までとは違った形での市民活動への参画を心がけています。
とは言っても生協しか知らないので、市民活動を行ってきているみなさんの邪魔にならないよう心がけ、学びながら、
自分にとっては新たな領域での活動ですが、自らの経験を生かせたらと考えています。
和田春樹 (歴史家・東京大学名誉教授)
1938年生まれ、静岡県清水出身。1960年大学卒業後東京大学社会科学研究所に勤める。1998年教授、所長で退職。
専門ロシア近現代史、現代朝鮮研究。著書『日露戦争 起源と開戦』『東北アジア共同の家』『朝鮮戦争全史』、『北朝鮮現代史』『領土問題をどう解決するか』など。
1995年アジア女性基金に参加、2005-7年は専務理事。2000年
日朝国交促進国民協会事務局長。