ヤジの主は絶対許さない!! かつて「恋のから騒ぎ」(日本テレビ系)にも出演したこともある“美しすぎる都議”塩村文夏氏(35=みんなの党)が、18日の都議会一般質問時に議場にいた自民党の都議陣席あたりから「結婚しろ!」「不倫しているのか!」とヤジられる騒動が起きた。塩村氏は本紙の直撃に、セクハラ被害に遭った一部始終から深刻な胸の内を告白。ダンマリを決め込む自民党サイドに対して「議会による処分もない場合には、法的措置も辞さない」と徹底追及の覚悟だ。
――ヤジが飛んできた状況は
塩村氏:都では妊娠、出産、育児に悩む女性が多く、高齢出産に対し、都がどのようなサポートをしていくかの質問をしている最中に「お前が結婚しろ」とのヤジが飛んできました。
――ヤジは一つだけではなかった
塩村氏:「そうだ、そうだ!」の合いの手や別の人から「結婚しなきゃダメだ」のヤジに同調する人がたくさんいて、皆さん笑っていた。その後の「(子供を)産めないのか」が一番ショックでした。いきなりバンと殴られたような感覚で、その後ジワジワと効いてきてつらくて、悲しくなり、席に戻った後は涙が出てしまった。
――ヤジを飛ばしたのは誰か
塩村氏:私から見て、左手の位置(自民党ゾーン)ですね。周りの方が“この人じゃないか”と個人名で教えに来てくれて、私が見た方角にいらした方だった。特定というか、本人に直接確認はしていません。ただヤジ自体は2~3人ではなく、7~8人いたと思う。
――自民党の要職にある議員との声もある
塩村氏:それが本当ならなおさらショック。セクハラですから残念としかいいようがない。
――「不倫しているんだろ」のヤジは、週刊誌で報じられたみんなの党の三谷英弘衆院議員(37)との不倫疑惑ですね
塩村氏:選挙のときからデマを流している人がいて、相手にしていなかったのですが、最近また流された。事実無根ですが、週刊誌で流れたデマや誤報をそのまま「そうなんだろ」と浴びせてくるヤジは以前にもあった。私に限らず都議会でのヤジ状況はひどくて、常にネタを探して、ヤジってくる状況で、今回セクハラにまでなった。もし小学生が傍聴に来ていたらどうなっていたのか。
――ヤジは議事録に残らない不規則発言だが、党内からは侮辱罪などに問えないかとの声も出ている
塩村氏:そこも含めて、どう対応していくのかはこれからです。とにかく何もなかったことにしてはいけない。私の問題というより、女性全体がバカにされた話。ヤジを飛ばした人が名乗り出ないのであれば、そこの会派で話し合いをして、報告を出すべきだと思う。きちんとしないと次に続く女性議員が増えない。
――「恋のから騒ぎ」出演時には、明石家さんま(58)から随分といじられていたが、今は都民を代表する都議の立場だ
塩村氏:さんまさんの言葉には、毒があっても愛はありました。今回はウイットにも富んでいないただのセクハラで、イジメのようになる。都民の声を代表して質問している議員が否定され、同調が広がっていったのは残念です。20年の東京五輪を控え、成熟した都市とか最高の文化を見せようとしているときで、都議会の中から啓発が必要。人格否定のヤジが飛ばないようにお願いしたいです。
☆しおむら・あやか=1978年7月6日生まれ。広島県出身。共立女子短大卒業。高校時からグラビアアイドルとして活動し、モデル、ライターを経て、放送作家に転身。「24時間テレビ」や「シューイチ」(ともに日本テレビ系)を手掛ける。昨年6月の都議選・世田谷区選挙区でみんなの党から出馬し、当選。都議会みんなの党副幹事長。
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