TOP PAGE
2014.7.2 WED
TEXT BY LIZ STINSON
PHOTOS BY BON APPETIT
TRANSLATION BY RYO OGATA, HIROKO GOHARA/GALILEO
WIRED NEWS 原文(US)
コールスロー(キャベツサラダ)は、かなりシンプルな料理だ。しかし、『Bon Appetit』誌のシニア・フードエディターであるドーン・ペリーは先日、「独立記念日向けのコールスロー」という奇妙なレシピに驚いた。
キャベツとマヨネーズは普通の材料だが、そこに、タマリンド(酸味のある果実)とバジル、2種類のタマネギ、そして、バターミルクと小麦粉が入っていたのだ。
「コールスローに小麦粉? いったいどうするんだろうと思いました」と、ペリー氏は語る。結局このレシピは、タマネギにバターミルクと小麦粉で衣をつけてフライにしたものを、砕いてコールスローの上に散らし、風味をつけるという独創的な料理であることがわかった。
この変わったレシピは、IBMの人工知能「ワトソン」(Watson)が提案してきたものだ。ワトソンは、2011年にクイズ番組「ジェパディ!」で人間の「クイズ王」ケン・ジェニングスを破った(日本語版記事)ことで知られている。
『Bon Appetit』誌とIBMは6月末に、新アプリ「Chef Watson with Bon Appetit」(シェフ・ワトソン)のベータ版を発表した。家庭で料理をする際に、食材の新しい使い方を考え出すのに役立つアプリだ。シェフ・ワトソンはいわば、アルゴリズム重視の副料理長であり、あなたひとりでは思いつかないであろう調味料の組み合わせを、親切に提案してくれる。
ワトソンが創造した新しいコールスロー
SPECIAL
ACCESS RANKING
コメントをシェアしよう