パレスチナ少年が拉致・殺害される、イスラエル3少年の報復か
2014年07月02日 15:23 発信地:エルサレム/イスラエル
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×パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区(West Bank)ヘブロン(Hebron)近郊で、拉致されていたイスラエル人3少年の遺体が発見された後、道路を封鎖するイスラエル軍兵士(2014年6月30日撮影)。(c)AFP/HAZEM BADER
【7月2日 AFP】イスラエルが実効支配する東エルサレム(East Jerusalem)で2日未明、パレスチナ人の少年が何者かに拉致・殺害された。先月のイスラエルの3少年殺害への報復の疑いがある。軍ラジオが報じた。
軍ラジオによると、16歳前後とみられる少年は東エルサレムで車に押し込まれ、数時間後に西エルサレム(West Jerusalem)の森で遺体で発見された。「報復攻撃の疑い」があるという。
軍ラジオの伝えた目撃者情報によると、黒色の車両がヒッチハイクをしていた少年の脇に停車し、少年が車に押し込まれたという。その後、家族が少年の行方が分からなくなったと届け出ていた。
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区(West Bank)南部では先月12日、イスラエルの3少年が誘拐され、6月30日に遺体で発見される事件が発生。イスラエル当局はこの事件についてイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の犯行と断定している。 (c)AFP