【北京聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、日本政府が慰安婦問題をめぐる「河野談話」を検証したことに対し、「国家間の信頼を損ねることだ」と強く批判した。2日に放送された中国中央テレビのインタビューで語った。
日本政府は先月20日、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話の検証結果に関する報告書を公表。談話の作成過程で韓国側から意見を聴取して文言を調整していたなどと発表している。
朴大統領はインタビューで、「日本は慰安婦問題の強制性、日本政府の関与を認める河野談話を継承するとしながらも、作成経緯を検証することで、談話の精神を破壊しようとしている」と指摘。日本の指導者が正しい歴史認識を基に周辺国と協力関係を構築していくことを望むと述べた。
あす3日には韓中首脳会談が行われる予定で、日本の歴史認識問題なども議題になる可能性が高いとされる。