2014年7月1日21時34分
集団的自衛権の行使を認める閣議決定に対し、野党からは「拙速だ」「密室協議だ」などの批判が相次いだ。しかし、行使そのものをめぐる賛否は割れており、結束なき「多弱野党」の批判は迫力を欠く。
「集団的自衛権の行使は国民の命を危うくする。国会で議論することなく、密室の与党協議で決めてしまった」。官邸で行われた閣議と同じ時間帯、民主党の海江田万里代表は東京・有楽町で声を張り上げた。日本維新の会、結いの党、生活の党、社民党の党首らも一同に並び、世論調査の中でも反対論が半数を超える調査があるとして、「政権は説明不足だ」と訴えた。
だが、今のところ野党が批判で足並みをそろえられるのは、「拙速だ」などとする政権の手法どまりだ。行使そのものを認める党もあり、野党が一致して対立軸を作れていない。
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朝日新聞官邸クラブ
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