長嶋晶子、堀江麻友
2014年7月2日03時00分
日本の安全保障政策が大きく転換した１日、仙台市中心部では終日、安倍政権を批判する怒りの声が響いた。夕方には憲法解釈の変更が閣議決定されたが、夜になっても、大勢の市民が中心部をデモ行進して批判を続けた。
仙台市青葉区の勾当台公園市民広場では、午後６時から、「解釈改憲」に踏み切った安倍政権を批判する緊急集会があった。宮城憲法会議や、みやぎ憲法九条の会などでつくる実行委員会によると、約６００人が参加した。
あいさつに立った同会議の伊藤博義代表は、閣議決定を受け、「戦争しない国が戦争する国に百八十度転換した。集団的自衛権を許さない、という姿勢を今後も貫きたい」。仙台弁護士会の斎藤拓生会長も「（解釈改憲は）立憲主義の否定で、断じて容認できない。安倍政権の暴走を目の当たりにして暗澹（あんたん）たる思いだ」と憤った。
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