ニュース詳細
NEC 人工衛星の新しい工場公開7月2日 14時17分
K10056824911_1407021525_1407021528.mp4
人工衛星の需要が新興国を中心に高まるなか、NECは人工衛星を生産する東京・府中市の新工場を稼働させ、海外からの初めての受注を目指すことになりました。
新しい工場は、府中市にある通信インフラの開発を行っている事業所の敷地に国の補助金も含めて96億円をかけて建設されたもので、先月、稼働を始めた工場の施設が2日、報道関係者に公開されました。
工場には人工衛星の組み立てを行う高さが20メートルを超える作業室や、真空状態を作りだして機器が正常に作動するかを確かめる直径8メートルの大型装置が設けられています。
この会社は、これまで人工衛星を最大で4機同時に生産できる能力を持っていましたが、新工場の稼働で、その能力が8機に引き上げられるということです。
人工衛星は新興国を中心に防災向けなどで需要が高まっていますが、NECは国内の受注実績しかなく、担当者は「生産から試験まで一貫して行える体制を整えて、生産コストを抑えられる新工場の強みを生かし、海外からの初の受注に結びつけたい」と話していました。
日本では三菱電機も人工衛星を生産しており、去年3月に神奈川県鎌倉市にある工場の生産能力を2倍に引き上げ、事業の強化を図っています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|