コアミックスのWebマンガサイト「ぜにょん」で決まっていた自身の初連載が開始2日前に中止になったと、マンガ家・やまもとありささんが7月1日のブログで書いている。原因は、連載予定だった作品が有害図書指定に当たりうると判断されたからだそうだ。
やまもとさんの連載は6月29日より「ぜにょん」上で始まる予定だったが、27日に編集者から急きょ取りやめるとの連絡が入った。コアミックスは徳間書店に出版委託をしており、徳間書店の担当者は連載予定の作品が有害図書指定に当たる可能性があるため出版できないと判断。それを受けて「単行本が出せないものを連載しても意味がない」とコミックゼノン編集部が判断し中止に至ったという。
やまもとさんは中止を受けたときの心境について、「原稿5話分と、5枚のカラーと何話かネームを書き溜めていて、公開日が近づき楽しみにしていたところだったので、しばらく事実が飲込めず誰にも何も言えないままでした」と告白。特に批判も書くことなく、「次はいい報告ができたらとおもいます、これからもがんばります」と締めくくっている。
これについて、「進撃の巨人」作者・諫山創さんは自身のブログで「信じられないこと」だとコメント。やまもとさんにアシスタントをしてもらっていたときにちょうど連載が決まったらしく、「〆切数時間前の職場が華やいだのを覚えてます」と振り返る。「少なくとも掲載される漫画の内容は、数ヶ月前の連載会議で通されたもので 作者としては、この表現が世に出るのだと、その時に決定づけられるのです」など、連載の決定と中止がマンガ家にとってどのような事態なのか語っている。
「ラブひな」「ネギま!」などを手がけ、マンガサイト「Jコミ」の代表でもある赤松健さんはTwitterで、「もし今回の『児ポ法改正案』で附則第2条(漫画アニメの規制調査)を削除してもらえなかったら、この手の騒ぎが大量に発生していたはず。困ったもんだ」と、表現規制について難を示した。
やまもとさんのブログの内容が事実かどうかコアミックスに問い合わせたところ、「担当者・編集長は不在」としてコメントを得られなかった。詳細が確認でき次第、記事に追記する。
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