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【社会】

名城大付属高校で教諭が結核、生徒ら39人感染 

 名古屋市中村区の名城大付属高校で、40代の男性教諭が肺結核を発病し、生徒や卒業生、別の教諭の計39人が感染していたことが分かった。感染者のうち4人は発病し、投薬治療を受けているが、行動制限などはなく、普通に生活しているという。同校が2日、記者会見し、明らかにした。

 同校によると、男性教諭は昨年秋ごろからせきなど症状があったが、今年3月まで授業を続けていた。男性教諭は3月末に市内の病院で肺結核と診断されて入院。6月に退院し、自宅療養している。

 市保健所の指導により、男性教諭が授業などを担当した生徒と卒業生、全教職員の計293人が検査を実施。その結果、生徒20人と卒業生11人、教職員8人の感染が確認された。

 これまでに女子生徒1人と卒業生2人、男性教諭1人の発病が確認され、女子生徒は検査入院中という。保健所の調査で、さらに感染や発病が広がる恐れはないという。

 同校は保健所や県と相談した上で、病気に関する知識がないために生徒が差別される恐れがあるなどとして公表を控えてきたという。

 鈴木勇治副校長は「皆さまにご心配をお掛けし、申し訳ない。生徒をお預かりする責任を自覚し、教員の健康管理を徹底したい」と話した。

 (中日新聞)

 

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