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教師の結核から生徒ら39人集団感染7月2日 13時08分
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名古屋市の名城大学附属高校で教師が結核にかかり、検査の結果、生徒や卒業生など合わせて39人が感染していたことが分かりました。
名城大学附属高校によりますと、去年の秋からせきなどの症状が続いていたこの高校に勤務する40代の男性教師がことし3月末、結核と診断されました。
これを受けて、この教師が受け持っていた生徒と卒業生、それに教職員合わせて293人が検査を受けたところ、1日までに39人が結核に感染していたことが分かりました。
このうち、生徒1人と卒業生2人、それに別の教師1人の合わせて4人が発病していましたが、4人は現在、投薬による治療を行っていて、感染のおそれはないことから通学や勤務を続けているということです。
男性教師は去年の秋からせきが続き、体重が減るなどの症状があったということですが、最初に受診した医療機関では原因が分からず、結核と診断されるまで通常どおり勤務していたということです。
高校は先月、文書やPTA総会を通じて保護者にこれまでの経緯を説明したほか、全校生徒に対しても今月中に改めて説明することにしています。
記者会見した鈴木勇治副校長は、「感染が分かった全員が投薬治療をしているので、保健所からはこれ以上感染が広がるおそれはないと聞いている。生徒を預かる教育機関として教員一人一人が責任を持って健康管理に努めていきたい」と話していました。
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