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私立高校で結核集団感染
07月02日 12時29分

私立高校で結核集団感染
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名古屋市の名城大学附属高校で、教師が結核にかかり、検査の結果、生徒や卒業生などあわせて39人が感染していたことが分かりました。
名城大学附属高校によりますと、せきなどの症状が続いていたこの高校に勤務する40代の男性教師が、今年3月末、結核と診断されました。これを受けて、この教師が受け持っていた生徒と卒業生、教職員あわせて293人が検査を受けたところ、7月1日まで39人が結核に感染していたことが分かりました。
このうち生徒1人と卒業生2人、教師1人の合わせて4人が発病していましたが、4人は現在、投薬による治療を行っていて感染の恐れはないことから、通学や勤務を続けているということです。
男性教師は、去年の秋からせきが続き、体重が減るなどの症状があったということですが、最初に受診した医療機関では、原因が分からず、結核と診断されるまで通常通り勤務していたということです。
高校は6月、文書やPTA総会を通じて保護者にこれまでの経緯を説明したほか、全校生徒に対しても7月中に改めて説明することにしています。
記者会見した鈴木勇治副校長は、「感染が分かった全員が投薬治療をしているので、保健所からは、これ以上感染が広がる恐れはないと聞いている。生徒を預かる教育機関として教員一人ひとりが責任を持って健康管理に努めていきたい」と話していました。