小保方リーダー 検証実験に向け出勤7月2日 11時12分
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーは2日午前、STAP細胞が本当にあるのかどうかを確かめる実験に参加するため神戸市にある理化学研究所の施設に出勤しました。
準備が整いしだい実験を始めるものとみられます。
理化学研究所の小保方リーダーは2日午前11時前、マスコミ各社が集まるなか、神戸市にある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターに車で出勤しました。
理化学研究所は11月末までの5か月間、指名した研究者を立ち会わせたり、映像に記録したりするなど透明性を確保したうえで、小保方リーダーをSTAP細胞があるのかどうかを確かめる検証実験に参加させるとしています。
小保方リーダーは今後、準備が整いしだい実験を始めるものとみられます。
理化学研究所は2日午後、記者会見し、実験の詳しい進め方について説明することにしています。
一方、STAP細胞を巡っては小保方リーダーらが使っていた研究所内の冷凍庫から「ES」と書かれたラベルを貼った容器が見つかり、中の細胞を分析したところSTAP細胞を培養したものだとする細胞と遺伝子の特徴が一致したとする分析結果がまとまるなど数多くの疑義が明らかになっていますが、小保方リーダーは、これらについて詳しい説明をしていません。
専門家「実験の前に疑義説明すべき」
小保方リーダーの参加について日本分子生物学会の副理事長で九州大学の中山敬一教授は、「小保方氏は、実験の前に『STAP細胞は本当はES細胞なのではないか』といった疑義についてきちんと説明すべきだ。それが科学者としての義務だと思う」と指摘しています。
代理人「小保方氏は前向きな印象」
小保方晴子研究ユニットリーダーの代理人を務める三木秀夫弁護士は、「けさ、小保方さんに電話をしたところ、『STAP細胞の証明への第一歩でもあるので、しっかりやっていきます。がんばります』と話していた。前向きな印象だった」と述べました。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 小保方リーダー 初日実験参加せず (7月1日 18時14分) ・ STAP検証実験に小保方リーダー参加へ (6月30日 21時56分) |
[関連リンク] |
|