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小澤征爾さん 3年ぶりパリで演奏会
7月2日 8時24分

小澤征爾さん 3年ぶりパリで演奏会
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病気のため一時休養したあと去年から音楽活動を再開している世界的な指揮者、小澤征爾さんが、1日、フランスのパリで3年ぶりの演奏会を開き、躍動的で力強い演奏に集まった大勢の聴衆が大きな拍手を送りました。

小澤さんは食道がんや腰痛などのため2010年以降断続的に音楽活動を休止してきましたが、去年から本格的に活動を再開し、先月下旬にはスイスでもコンサートを開きました。
1日、パリで3年ぶりとなる演奏会に臨み、スイスにみずから設置した音楽塾、スイス国際音楽アカデミーの若手の弦楽奏者25人と共に、バッハの協奏曲とバルトークの「ディベルティメント」の2曲を披露しました。
このうちバルトークの曲では、前半の静かな曲調をじっくりと聞かせたあと後半は体全体を使ってエネルギッシュに指揮し、力強い演奏に仕上げました。
詰めかけた聴衆は、演奏が終わると次々に立ち上がって盛んな拍手を送り、演奏を聴いた男性は「病気をしたとは思えないほど躍動感にあふれ、すべての演奏家に注意を払っていました。とても感動しました」と話していました。

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