アストロズの極秘文書は、匿名で投稿できる情報サイト『Anonbin』で公表された。30日付のニューアーク・スターレジャー(電子版)などが文書の一部を公開した。
「2014年3月18日。ヤ軍のビリー・エプラーGM補佐がア軍のデービッド・スターンズGM補佐にイチローのトレードを提案。ヤ軍側は200万ドル(約2億200万円)を手にすれば、応じるようだ」
事実ならば、イチローの年俸650万ドル(約6億5650万円)のうち、ヤ軍が450万ドル(約4億5450万円)を負担する条件。ヤ軍のGM補佐が開幕前に年俸の約7割を負担してまで、イチローの放出を画策したことになる。
漏れたのは昨年10月から今年3月のトレードに関する情報で、マーリンズのジアンカルロ・スタントン外野手(24)ら大物のトレード話も含まれた。ア軍のジェフ・ルーノーGMは会見を開き、「違法にデータベースから情報を盗まれた。米大リーグ機構やFBIにも協力をあおいで必ず犯人を見つける」と声明を発表。米連邦捜査局(FBI)も捜査に乗り出す事態に発展している。