篠田麻里子「見た目が奇抜でインパクト」＝ドラマ「家族狩り」で元不良役

「家族狩り」の制作発表に出席した篠田麻里子。劇中、元不良の母親役を演じる＝１日、東京

　元AKB48の篠田麻里子が1日、連続ドラマ「家族狩り」（TBS系）の制作発表に出席した。非行に走った過去がある一児の母親役を演じる篠田は、「こんなにやりがいのある役を頂き、本当に光栄です」と笑顔。「1話では見た目が奇抜でインパクトがあるシーンがあるので、注目してほしい」と、不良娘への変身ぶりをアピールした。

　篠田が扮（ふん）する女性は、家族を犠牲にしてきた刑事の父（遠藤憲一）を憎み、絶縁状態を続けるという難しい役どころ。それだけに、「（演じて）自分自身もつらくなるシーンがあった」といい、「家族は自分の命に代えてでも守りたいものだと思いました」と話した。
　遠藤によれば、劇中の設定とは異なり、実際には篠田と「すごく仲がいい」そうだ。「さっきもプレゼントを頂いちゃったんです」と篠田が明かすと、遠藤は「九州のイベントに行った時、（篠田の）お母さんと妹さんが来てくれて、明太子とか誕生プレゼントをもらった。そのお返しです」と照れていた。
　「家族狩り」は天童荒太の小説が原作で、三つの家族の物語が同時に進行し、徐々に絡み合う構成になっている。制作発表に出席した天童は、「脚本が練り込まれており、小説（の世界）では賞を総なめできるレベル。テレビの歴史に名を刻む作品になると確信している」と言い切った。出演はほかに、松雪泰子、伊藤淳史、Kis−My−Ft2の北山宏光ら。放送は4日から。