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昨日、以下のコメントをもらいました。


1. 無題

私は、この会社が好きでした。拘束時間が長くてイライラする事もありましたが、この仕事には誇りを持っていました。今回の事があって会社を去る決断をせざる終えません。貴方達が私から奪ったものは沢山あります。もう貴方達と仕事を共にしていく気持ちにはなれません。私の様な考えの人は沢山いますよ。人の人生を振り回した事もしっかり覚えておいて下さい。




私は執行委員に属しておりますが、これは組合としてではなく私個人の意見になります。
執行委員じゃなかったとして、と思ってください。

あなたの誇りがどのようなものか、私には量りかねますが、私には自分の仕事に対しての誇り(達成感、自信、責任)があります。 私の仕事に対し、原稿にお礼の付箋を貼ってくださる出版社の方もいらっしゃいましたし、営業さんが伝票にわざわざ「お客様が大変喜んでらっしゃいました」と書き込んでくださった事もありました。残業で遅くなってしまうのを改善したかったので、データの作り方を工夫して自分ではない方が作業する時に分かり易いように努力もしていました。その内容に関しても上司の方からも声をかけて頂いたりして自分なりに手応えは感じていました。

あなたの言う会社が好き、と同じかどうかはわかりませんが、私は従業員の皆さんが好きです。私と関わって下さった方が笑顔になってくれたらいいな、と思って仕事をしていました。

あなたが「会社の言うとおりにしていい子でいたい。残業をどれだけしても、土曜が隔週だろうが全週出勤がまっていようがかまわない。仕事がしたいんだ。」というのは自由だと思いますが、全員があなたと同じではありません。
労働者にもいろんな方がいらっしゃいます。
仕事をすることに至上の喜びを感じ、残業を厭わない人。
仕事はあくまで生活の手段と割り切り、他に趣味や人生において大事なものを持っている人。
残業時間に制約が無い状態で、前者を基準に据えられてしまっては後者には立場がありませんよね?

私は会社と労働力を提供する代わりに対価(賃金)を頂く、という契約をしています。
ですから、出勤日の増加や残業の時間当たりの賃金を下げるなど、労働の価値を下げられていく事が悔しく思いました。

「仕事をさせてもらっている」、という考えもありますが、その観点だけでいうと労働者は雇用主より立場が弱くなってしまいます。
だから労働基準法で労働者を保護しているのではないですか?

あなたは経営者の汚点には目を瞑っているように感じます。
違法な契約の中で何も言ってこない人間をいいように使う。いざ思い通りにならなくなったら切り捨てればいい、という発想。
自営業で身内だけでやってますというなら何をしてもかまわないでしょう。
ですが、従業員を雇っている以上、経営者にはその人間に対し責任が生まれるのです。会社を大きくしていけば、それだけ責任も増えるんです。
今回の件はその責任の放棄だと思いませんか?

組合に参加された方、賛同した方は仕事に誇りを持っている方もいるのではないですか? だからこそ、会社のシステムに楔を打ちたかったのではないでしょうか。

あなたはこれまでの間に意見を言ったのですか? 「会社の意志に従いたい、余計なことはしないでくれ。」と。

それと、あなたは結果が違っていたら同じことを言っていたのでしょうか。
もし、会社が労働者と折り合いをつけるよう真摯に対応をしていたら?
業務の性質を理解し、人材の育成、保持が将来的な効率アップにつながる、と努力していたらどうだったでしょう?
労働者が会社の発展のために頑張りたいと思えるような環境づくりに取り組んでいたらどうですか?

そこでもあなたは前の会社の方がよかった、とおっしゃられるのですよね?

会社のやり方に異を唱えた組合が「私の大切なものを奪った」とおっしゃられる程ですから、当然残業代請求などもなさらないのだろうと推測します。会社は超過した残業の残業代は支払わないというスタンスだったのですし。

余談ですが、専務の「言いたい事があるなら組合を通さずに直接言って来い」といっていたのがちょっとわかる気がしました。

真意がどうなのか、直接お話ができたら、とは思います。

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