類似サイトとは?
【10/01記事】
パンダアップデートをはじめ、これまでにGoogleが行ってきたアップデートを振り返ると、様々な要因が順位に影響することが分かってきました。
左の一覧をご覧いただきますと、如何にGoogleがページ内部の品質に対して調整を行っているかがわかります。
※パンダアップデート=内部評価基準の変更
これまで最新情報としてGoogleのアップデートの内容を記載してきましたが、今回はその中で「類似サイト」について触れてみようと思います。
「似たサイトであれば類似サイトなのか?」
言葉通りの場合、他社でも同じ商材を扱っているサイトや同じテーマのブログであればどうしても似てしまいます。
それらが全て類似サイトとして評価が下がることはございません。以下の条件の内、複数がヒットした場合に多く類似サイトと判別される傾向にあります。
- 別ドメイン
- 運営会社が同一
- 商材が同一
- サイトの作りが同一
上記条件の中で、別ドメインで運営会社が同一なのは類似サイトなのか?と思われる方もいるかと存じます。
これは少々意味合いが異なりますが、以下の例をもって解説します。
例えば動物園のサイトで、
- 【ゴリラ】のページ
- 【チンパンジー】のページ
- 【サル】のページ
があったとします。
これらを、動物園のTOPページ「www.zoo.com」(仮のURLです。実際のページとは関係ございません)の下層ページとして以下のように配置します。
- 【ゴリラ】www.zoo.com/gorilla/
- 【チンパンジー】www.zoo.com/Chimpanzee/
- 【サル】www.zoo.com/saru/
このように1ドメインの中に、下層ページとして配置した場合、類似サイトとみなされて評価が下がることは御座いません。
今回の話の「類似サイト」と判別されやすいのは以下のような状況です。。
- 【ゴリラ】www.newzoo.com/gorilla/
- 【チンパンジー】www.doubutsuen.com/Chimpanzee/
- 【サル】www.doubutsuoukoku.com/saru/
このように同じ運営会社で、別ドメインでページを分けたサイトは、「類似サイト」とみなされる場合がございます。
上記の場合は「ゴリラ」「チンパンジー」「サル」と分かれておりますが、アフェリエイトサイトの場合は全く同じ内容/商品を提示しているサイトの場合をよくお見受けします。非常に重複率が高くなりますので、今順調に行っていたとしても、一つにまとめる努力をすることをお勧めします。
また、上記とは別パターンとして、他者のサイトの記事をコピーして作成されたサイトは、オリジナルだけを残してコピーコンテンツのあるサイトの評価が著しく下がる可能性があります。
なぜ情報があるのに対策実施できないのか?
その理由を含めた、今一番多く見受けられるパターンとして、
- 運営サイトの中に内容が殆ど同じであるサイトを複数持っているが、類似サイトと認識していない
- 多数類似サイトがあることがわかっても、多すぎるため対処できない
- Google主張の「不自然なリンク」のせいであると思い、内部を注視しない
調査の結果上記のパターンが多く、また時間的にも費用的にも対策が難しいというケースが多くあります。これまでに集めたリンクや、サイト構築にかけた人件費などを考えると、躊躇するのも無理はございません。
ではどうすればよいのか?
結論から申し上げますと、類似サイトと思わしきサイトを閉鎖して、一つのサイトにまとめる ということが一番の解決方法です。
「それではこれまでページランクとか育てたのに、またイチからになるじゃないか」
いいえ、サイトがなくなっても、そのページの情報を転送することができます。
301リダイレクトを設定することによって、転送された先のページにリダイレクト元のページのページランクや検索結果を引き継ぐことが可能です。
リダイレクト設定方法
先述した例のゴリラのページをベースにリダイレクトする手順を説明します。
- メモ帳を開き、中に以下のタグを記載します。
---------------------------------------------------------------------------
RewriteEngin On
RewriteCond %{http_host}^www.newzoo.com/gorilla(※引越元)
RewriteRule^(.*)http://www.zoo.com/gorilla/$1[R=301.L](※引越先)
---------------------------------------------------------------------------
※赤文字部分は該当のサイトのURLを記載ください。 - 「名前を付けて保存」で、ファイル名を「.htaccess」とします。この時、最後に「.txt」がつかないようにファイルの種類を「すべてのファイル(*.*)」に変更してから保存します。
- 類似サイトがあったサーバーにアップロードします。
- 類似サイトを削除します。
※上記方法は、サーバーが「Mod-Rewrite」という機能を提供している必要があります。現在ほとんどのレンタルサーバーが提供してますが、不明な方はサーバー会社に確認してください。
この設定を実施してから、全ての情報が引き継がれるまで、Googleでは2.3週間と公表していますが、調べる限りでは2.3ヶ月ほどで完全に移行完了できるようです。
サイト閉鎖は非常に大きな決断が必要ですが、これによってメインサイトが復旧した事例は多いという情報がありますので、該当する方は是非ご活用ください。
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