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エボラ出血熱460人死亡 感染広がる7月2日 8時24分
西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱で今年3月から死亡した人の数は460人を超え、WHO=世界保健機関は都市部や国境地帯で感染が広がっているとして警戒を呼びかけています。
ことし3月に西アフリカのギニア南部で流行し始めたエボラ出血熱は、隣国のリベリアやシエラレオネに広がり、過去最悪の被害となっています。
WHO=世界保健機関が1日発表したまとめによりますと、感染者や感染が疑われる患者はこれまでに3か国で759人に上り、このうち467人が死亡したということです。
感染が広がるなか、リベリアではジョンソンサーリーフ大統領が地元の国営ラジオの取材に対し「感染者をかくまった人は訴追する」と述べるなど、各国で緊急の対策が始まっています。
WHOは、感染は人口の多いギニアやリベリアの首都などの都市部や人の往来が激しい国境地帯で広がっているとして警戒を呼びかけていて、2日からガーナで、ギニアなど11か国の保健担当の閣僚を集めた緊急会議を開いて対応策を協議する予定です。
エボラ出血熱は野生動物からヒトに感染し、ヒトの間でも広がるウイルス性の感染症で、高い熱が出て全身から出血し、致死率は90%に達するといわれています。
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