交通死亡事故多発を受け、取り締まりに出発する白バイ=安曇野市堀金支所で
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安曇野市は今年に入り市内で交通死亡事故が相次いでいることを受けて一日、交通死亡事故多発非常事態宣言を出した。市が発足した二〇〇五年以来初めてで、県内では昨年二月の箕輪町に次ぐ。
安曇野署によると、交通事故は六月三十日までの上半期で前年同期比十八件減の百八十一件だったが、死者は四人増の五人と過去十年間で最悪のペース。
市は例年、行楽シーズンの下半期に死亡事故が増えることから宣言することにした。
市堀金支所で開かれた出発式で、宮沢宗弘市長は「一人一人が交通安全は自分自身が主役であることをあらためて思い起こしていただきたい」との宣言文を読み上げた。
この後、県警交通機動隊の白バイと署のパトカー計十二台が順次出発。市職員や署員ら百五十人がのぼり旗を持ち、行き交う車に注意を呼び掛けた。
(林修史)
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