永島学
2014年7月1日17時05分
病院など医療機関での携帯電話の使い方について、携帯電話業界などでつくる「電波環境協議会」は、新しい指針案をまとめた。いまの指針では「電源を切ること」としている診察室は電源を切らなくてもいいなど、一部の制限を緩めた。それぞれの医療機関でルールをつくる際に役立ててもらう。
いまの指針は1997年につくられた。当時は、医療機器などに影響する電磁波の強い携帯が多かったため、医療機関では原則として携帯を使うのを禁じ、診察室や病室などは電源を切ることになっている。
新しい指針案は、携帯やスマートフォンの電磁波が弱まっていることもあり、患者や医療機関を訪れた人向けに使える場所と使えない場所を分けた。電磁波の影響が心配な機器から携帯を離す目安は「1メートル程度」とした。
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